−鴻巣山の家- ■居間の延長としての中庭 中庭を囲う外壁は、プライバシーを守り、家族に安らぎと求心力をもたらします。囲われることによって、すべての居室は中庭へ大きく開放することができます。中庭は居室の延長となり、大きなひとつの連続した空間をつくり、光に満ちた広がりを生み出します。それは、家族に空間を共有しているという実感を与えます。家族を包む壁は、多様な開口部が表情をつくり、外に対して家族の個性を表現します。中庭に面した居室は半透明の建具で柔らかく閉じることもできます。